デジタルサイネージは、紙のポスターや看板に代わる次世代の情報発信手段として、商業施設・公共施設・教育機関など多様な現場で導入が進んでいます。

本記事では、屋内デジタルサイネージの特徴をはじめ、屋外型との違いや活用シーン、具体的なメリットについてわかりやすく解説します。

さらに、実際に導入されている事例も紹介しながら、導入を検討している方にとってのヒントとなる情報をお届けします。

屋内デジタルサイネージとは?

屋内デジタルサイネージとは、商業施設や学校、オフィスビル、飲食店など、建物の内部に設置される電子ディスプレイ型の広告表示装置です。

屋外型のサイネージとどのように異なるのか、屋内ならではの活用シーンもご紹介します。

屋外型との違い

屋内型と屋外型のデジタルサイネージでは、構造や設計思想が大きく異なります。

屋外型防水・防塵性能や高輝度ディスプレイを備え、直射日光下でも視認性を確保できるように設計されていますが、その分本体価格や設置工事費が高額な傾向にあります。

一方、屋内型はそうした高い耐候性を必要としないため、より低コストで導入できるうえ、表現力や解像度を重視した仕様を選びやすいのが特長です。

屋内ならではの活用シーン

屋内デジタルサイネージは、さまざまな用途で活用されています。

たとえば、店舗の入り口に設置してキャンペーン情報を伝えたり、オフィスビルのエントランスでフロア案内を表示したり、公共施設で道路案内を発信するケースもあります。

設置環境が安定している屋内ならではの利点を活かし、比較的小型〜中型ディスプレイで柔軟なレイアウト設計ができる点も魅力です。

屋内デジタルサイネージのメリット

屋内型のデジタルサイネージには、設置環境が屋外に比べて制約が少ないことから、機能面・コスト面・運用面でさまざまなメリットがあります。
ここでは導入を検討するうえで注目したい3つのメリットについて紹介します。

1. 天候・気温などの影響を受けにくい

屋内型サイネージは、雨や風、直射日光、極端な温度変化といった外的環境の影響を受けません。そのため、ディスプレイの劣化を抑えながら長期間安定した運用が可能です。

冷暖房の効いた空間で稼働するため、部品の消耗や電源トラブルなども起こりにくく、メンテナンスの頻度も抑えられます。

結果として、コストパフォーマンスに優れている点が屋内設置の大きな魅力と言えるでしょう。

2. 高精細な表示でブランド力アップ

屋内型は高解像度・高画質のディスプレイを選びやすく、映像コンテンツや画像の表現力が非常に高い点が特徴です。

特にブランドイメージを重視する業種では、空間演出の一環として美麗な映像表示が可能なサイネージの導入が効果的です。
紙の媒体では伝えきれない細部まで訴求でき、顧客の滞在時間や満足度の向上にもつながります。

3. 電源・ネットワーク確保が比較的容易

屋内環境では、あらかじめ電源やLAN・Wi-Fiといったネットワークインフラが整備されていることが多く、サイネージ設置に必要な配線工事の手間や費用を抑えやすいです。

設置後もコンテンツの更新や遠隔操作がしやすく、複数拠点を一括で管理するクラウド型の運用にも向いています。

屋内サイネージの導入事例

実際に屋内デジタルサイネージを活用している事例を見てみると、その用途や設置意図の幅広さがわかります。
以下に、教育機関・飲食店・自治体の3つの具体例をご紹介します。

立教大学図書館の事例

立教大学では、図書館の館内にデジタルサイネージを設置し、休館日やイベント情報、蔵書データの案内をリアルタイムで発信しています。

掲示板では伝えきれなかった情報を映像と文字で視認性高く表示することで、利用者の利便性向上に貢献しています。また、学校全体のIT化・スマート化の一環としても有効活用されています。

参考
https://library.rikkyo.ac.jp/news/?id=1734

スシローの事例

大手回転寿司チェーン「スシロー」では、店内の待合スペースや注文カウンター周辺にサイネージを設置し、メニュー紹介やフェア情報の動画を流しています

顧客の待ち時間を快適にしながら、商品訴求やブランディングにも役立てており、販促と顧客体験の両面で成果を上げている好例です。

参考
https://www.akindo-sushiro.co.jp/digiro/?b

船橋市の事例

千葉県船橋市では、市役所庁舎内のロビーにサイネージを設置し、災害時の避難情報や市政ニュース、イベント告知などを配信しています。

自治体ならではの広報手段として活用されており、来庁者への情報提供をよりスピーディかつ的確に行えるようになっています。

参考
https://www.city.funabashi.lg.jp/shisei/kouhou/002/p109086.html

まとめ

屋内デジタルサイネージは、天候に左右されず、高精細な表示や柔軟な設置が可能なため、さまざまな施設・業種で活用が進んでいます。
とくに空間演出やブランド訴求、リアルタイムな情報発信を重視する現場においては、紙媒体に代わる新たな情報伝達手段としてなくてはならない存在になりつつあります

実際に立教大学やスシロー、船橋市などで活用されているように、販促・案内・ブランディングなど、目的に応じた使い方ができるのも屋内型ならではの強みでしょう。

導入費用や設置条件のハードルも比較的低いため、デジタルサイネージの導入を検討する際には、まず屋内から始めてみるのも効果的な選択肢と言えるのではないでしょうか。

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