高速鉄道や地下鉄のように派手なサイネージが設置されているわけではありませんが、上海のバスも各種ディスプレイを取り入れて、情報表示や宣伝を行っています。今回は上海のバス、バス停に焦点を当ててデジタルサイネージをチェックしてみましょう。
バス停
上海のバス停は、バスの営業時間や利用する人の多さに合わせ、設備が導入されています。
人通りの多い場所でよく見られるのが液晶ディスプレイです。
液晶ディスプレイにはバス到着予定時間のほか、動画の広告も写ります。
▼撮影が9月だったので、季節柄月餅の広告が流れるバス停
人通りが少ないところでは電子ペーパーモニターが活用されています。
電子ペーパーは液晶のように目を引くような強い明るさがない代わりに、画面の情報を書き換え時のみ数ワットかかるというエコな媒体です。
低電力でありながら、ネットを通じ生の情報をモニターに反映できるという利点があり、上海では2018年に5000台以上の電子ペーパーをバス停に導入しました。
上海以外でもすでにいくつかの都市で導入が見られます。
▼各路線バスがバス停に何時着かの最新情報が簡潔に表示されている
液晶ディスプレイやLEDディスプレイのように輝度はありませんが、特殊な表面加工で太陽光の下でも反射せず、すっきりと見ることができます。
また、バス停の電子ペーパーモニターにはバックライトがついており、周囲が暗くなっても画像が見える仕組みになっています。
▼バックライトで光る電子ペーパーモニター
夜間でもバスの走行がある場合、遠くからでもわかるよう、時刻表の表示に電光掲示のLEDサイネージも使われています。
▼輝度の高いLEDサイネージで、夜間の発車情報も見やすい
バス外側
最近では路線番号、行先の表示もデジタルで表示されています。
バス内側
入り口付近にはバス料金を支払いするための機械があります。バス料金は現金のほか、日本のSuicaなどに似たチャージ式の上海交通カード、上海交通カードアプリからのスマートフォンバーコード決済、NFCによる通信を利用したスマートウォッチによる決済ができます。
バスの前面には各バス停の表示があります
バスによっては液晶ディスプレイが置かれ、ニュースや広告が流れます。
▼上には広告、下には工事による一時運転停止区間のお知らせが流れている
新しいタイプには、液晶ディスプレイが降り口のある中間地点に設置され、路線図や、現在地などお知らせしてくれます。
▼中間地点にある液晶ディスプレイ。路線の各バス停の名前が載ることもあり便利
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