デジタルサイネージは近年多くの企業が導入を進めています。

その中でも「どのサイズのデジタルサイネージを選べばいいのか分からない」「設置場所に合わせたサイズ選びが難しい」といった悩みをお持ちではないでしょうか。

本記事では、デジタルサイネージのサイズの種類や選び方サイズ別の特徴などについて詳しく解説します。

デジタルサイネージ(LCD液晶モニター)の2種類のサイズ

デジタルサイネージのサイズを選ぶ際に知っておきたい2つの重要な要素があります。
それは「インチ」「縦横比」です。

なお、デジタルサイネージの中でも「LCD液晶モニター」にフォーカスを当てて以降では解説していきます。

インチ

デジタルサイネージのサイズを表す単位として、インチが広く使われています。
インチとは、画面の対角線の長さを表す単位で、1インチは約2.54cmです。

デジタルサイネージのサイズ選びで、インチ表記を理解することは重要です。
その理由は、インチ表記が画面の大きさを直感的に把握しやすいからです。
例えば、32インチや55インチといった表記を見れば、おおよその画面サイズがイメージしやすくなります。

具体的なデジタルサイネージのサイズ例を挙げると、以下のようになります。

  • 32インチ:小型のデジタルサイネージで、店舗内や受付などに適しています
  • 55インチ:中型サイズで、会議室や小規模な展示会などで使用されます
  • 75インチ以上:大型サイズで、駅や空港、大規模な展示会場などで活用されます

縦横比

デジタルサイネージのサイズを選ぶ際、縦横比も重要なポイントです。
縦横比とは画面の横と縦の比率のことで、一般的に16:94:3などの形式があります。

縦横比の選び方は、設置場所や表示する内容によって変わってきます。
例えば、16:9は横長の画面で、映像コンテンツの表示に適しています。
一方、4:3は正方形に近い形状で、文字情報の表示に向いています。

縦横比の選択は、表示するコンテンツの種類設置場所の特性を考慮することが大切です。
例えば、駅の構内案内には縦長の16:9が適していますし、レストランのメニュー表示には4:3が使いやすいでしょう。

デジタルサイネージのサイズ選びでは、縦横比を考慮することで、より効果的な情報発信が可能になります。
設置場所目的に合わせて、最適な縦横比を選んでみてください。

なおGIGATECHでは、16:9、4:3の比率だけでなく、液晶をカットし、比率を変えることが可能です。

また、基盤を新たに設計開発して横長などの異形モニターの製作加工、及びインターフェイスの構築が可能ですので、お客様のご要望を可能な限り叶えさせていただきます。

カスタマイズについての詳細は下記記事をご覧ください

LEDサイネージのカスタマイズと制約について | LEDデジタルサイネージ・通電品全般の企画・製造・調達を支援|デジ彩NAVI

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デジタルサイネージ(LCD液晶モニター)の3種類の解像度

LCD液晶モニターには「ハイビジョン」「4K」「8K」3つの解像度があります。

それぞれ簡単に解説します。

ハイビジョン

デジタルサイネージの世界では、ハイビジョンが重要な解像度の一つとして広く使われています。
ハイビジョンは、1920×1080ピクセルの解像度を持ち、フルHDとも呼ばれる高画質な映像を表示できます。

この解像度が選ばれる理由は、鮮明な画質と広い普及率にあります。
多くのコンテンツがこの解像度で制作されているため、デジタルサイネージのサイズに関わらず、高品質な映像を簡単に表示できるのです。

4K

4Kは、デジタルサイネージの世界で注目を集めている高解像度規格です。
その魅力は、驚くほど鮮明な画質と豊かな色彩表現にあります。

4K解像度のデジタルサイネージは、横3840ピクセル×縦2160ピクセルの画素数を持っています。これは、フルHDの4倍もの情報量を表示できることを意味します。
そのため、大画面のデジタルサイネージでも、細部まで鮮明に表示することができるのです。

8K

8Kディスプレイは、デジタルサイネージの世界に革命をもたらす可能性を秘めています。
この超高解像度技術は、驚くほど鮮明で臨場感あふれる映像表現を可能にします。

8Kの解像度は7680×4320ピクセルで、4Kの4倍フルHDの16倍もの情報量を持っています。
これだけの高精細な映像は、大型のデジタルサイネージでも近距離で見ても粗さを感じさせません。

デジタルサイネージ(LCD液晶モニター)のインチ別サイズ一覧表

デジタルサイネージのインチ別サイズ一覧表を見ると、さまざまなサイズがあることがわかります。
これは、設置場所や用途によって最適なサイズが異なるためです。

一般的なデジタルサイネージのサイズは、以下のようになっています。

インチ画面サイズ(cm)一般的な用途
32約70×40小規模店舗、受付
43約95×55中規模店舗、会議室
55約120×70大規模店舗、ロビー
65約145×80展示会、駅構内
75約165×95大型商業施設、空港

デジタルサイネージ(LCD液晶モニター)のサイズ選びに失敗しないポイント

デジタルサイネージのサイズ選びは、設置場所や目的によって大きく変わってきます。
失敗しないためには、ユーザーとの距離や設置環境をしっかりイメージすることが大切です。

ユーザーとの距離をイメージする

デジタルサイネージのサイズを選ぶ際、ユーザーとの距離を適切にイメージすることが重要です。
これは、表示内容が見やすく効果的に伝わるかどうかを左右する大切なポイントになります。

まず、ユーザーがデジタルサイネージを見る距離によって、適切なサイズが変わってきます。
例えば、近距離で見る場合は小さめのサイズでも十分ですが、遠くから見る場合はより大きなサイズが必要になります。

また、ユーザーの動きも考慮に入れる必要があります。
例えば、歩きながら見るのか、立ち止まって見るのかによっても適切なサイズは変わってきます。

歩きながら見る場合は、より大きなサイズや高輝度のディスプレイを選ぶことで、瞬時に情報を伝えやすくなります。

さらに、複数の人が同時に見る可能性がある場合は、より大きなサイズを選ぶことで、多くの人に情報を届けやすくなるでしょう。

設置場所と目的をイメージする

デジタルサイネージのサイズを選ぶ際には、設置場所と目的をイメージすることが重要です。
これにより、最適なサイズを選択し、効果的な情報発信が可能になります。

設置場所によって、適切なデジタルサイネージのサイズは大きく変わります。
例えば、小さな店舗の入り口に設置する場合は、32インチ程度の小型サイズが適していますが、広い空間や屋外に設置する場合は、55インチ以上の大型サイズが効果的です。

また、デジタルサイネージの目的によってもサイズ選びは変わってきます。
商品の詳細情報を表示する場合は、文字が読みやすい中型サイズが適していますが、ブランドイメージを強調したい場合は、インパクトのある大型サイズが効果的です。

デジタルサイネージ(LCD液晶モニター)はサイズ以外に輝度も大切

デジタルサイネージのサイズを選ぶ際には、輝度も重要な要素です。
輝度とは、画面の明るさを表す指標で、単位はカンデラ(cd/m²)で表されます。

輝度が重要な理由は、設置環境によって必要な明るさが異なるからです。
例えば、屋外に設置する場合は、太陽光の影響を受けるため、高い輝度が必要になります。
一方、屋内の暗い場所では、低い輝度でも十分に視認性を確保できます。

適切な輝度を選ぶことで、デジタルサイネージの視認性が向上し、効果的な情報発信が可能になります。

また、輝度が高すぎると消費電力が増加し、機器の寿命も短くなる可能性があるため、設置環境に合わせて適切な輝度を選択することが重要です。

カンデラ値の具体的な指標の目安は以下の通りです。

  • 家庭用テレビだと400cd/m2前後
  • 業務用室内lcdだと600cd~1000cd/m2前後
  • 屋外で使用する場合、最低でも1500cd/m2は必要
  • 現在の業務用屋外だと3500cd/m2のモノもリリースしている

ただし、3500cdだと熱が内部で蓄積するので、安定した放熱構造が必要になります。
屋外用なのでIP65等級も必須です。

このように、放熱性と防水性とのバランスを考えて設計&生産が必要不可欠と言えるでしょう。

ギガテックでは特注生産も可能ですのでお気軽にご相談くださいませ。

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