LEDサイネージは、設置場所に合わせてカスタムが可能ですが、完全なカスタマイズにはいくつかの制約があります。
例えば、設置面積の要望が「幅2500mm × 高さ1700mm」の場合、少しの誤差が生じる可能性があります。
これは、LEDサイネージの基本的な構成部品のサイズに依存するためです。
LEDサイネージの基本構成
LEDサイネージは、以下の基本構成に基づいています。
- LEDモジュール
ドットピッチ(LEDの間隔)によりモジュール本体のサイズが決まります。
例として、W320mm × H160mmのモジュールが用いられます。 - ダイカスト
上記のLEDモジュールの場合のダイカストは、W640mm × H640mmです。
この中に8枚(横2枚 × 縦4枚)のLEDモジュールが組み込まれます。 - レシーバー
ダイカスト内のLEDモジュールを制御するレシーバーが1枚装備され、これによってサイネージの映像を管理します。 - コントローラー
全体の映像やシステムを管理するコントローラーで、表示されるコンテンツの調整を行います。
設置面積の制約とカスタマイズのポイント
例えば、「幅2500mm × 高さ1700mm」の設置希望に対して、横方向は4台のダイカスト(W640mm × 4台)を用いれば、合計で2500mmとなり、誤差は生じません。
一方で、縦方向に関しては、ダイカスト1台が640mmのため、2台で1280mm、3台で1920mmと、1700mmに完全に合わせることはできません。
このため、縦のサイズは3台で1920mmとなり、縦を2台の1280mmにするか、3台の1920mmで容認していただく形となります。
このような制約があるため、LEDサイネージのカスタマイズには限界があります。
ただ、設置場所に応じて最適なサイズの組み合わせを弊社から提案させていただきます。
多様なLEDサイネージの選択肢
LEDサイネージは、通常の平面型だけでなく、様々な形状があります。
設置場所や用途に応じて、以下のタイプからもお選びいただけます。
- フィルム型
軽量で透明度の高いフィルム型サイネージは、窓ガラスや壁面に貼るように設置可能です。 - メッシュ型
風通しを重視した構造で、屋外設置や大規模なビルボードに最適です。 - 曲面型
曲面に設置できる柔軟なサイネージは、建物の壁や柱など、様々な場所に対応します。 - 球体型
特殊な球体ディスプレイは、ショールームや展示会など、目を引くインパクトのある設置が可能です。
液晶モニターとの違い
一般的な液晶モニターの比率は4:3または16:9ですが、当社のLEDサイネージはモジュールごとにカットすることが可能です。
これにより、設置場所に合わせた自由な形状でサイネージを展開できます。
ただし、この場合、表示されるコンテンツの作成には工夫が必要です。
コンテンツの比率やレイアウトを最適化するために、LEDサイネージのカスタムのご相談やコンテンツの企画提案も行っております。
GIGATECHではお客様のニーズに合わせてデジタルサイネージシステム開発を承ります。
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