進むDX化、生活の中でのデジタル化が進む
新型コロナウイルスの流行により発令された緊急事態宣言を受け、人の行き来が制限される事態になりました。自宅勤務や店舗の営業自粛が推奨されることで、インターネット利用率が急増しています。チャットやWEB会議といったデジタルコミュニケーションが増えただけでなく、接触感染を忌避してオンラインショッピングやオンラインバンキングなどを利用し、改めてインターネットの利便性を実感した人は少なくないでしょう。デジタル技術を活用することで付加価値を創出する、デジタルトランスフォーメーション(DX)化への機運がさらに強まっています。
製造業ではスマートファクトリー化が必須に
製造業でのスマートファクトリー化の流れも加速しています。ロボットを利用した作業自動化、ARを利用したよりリアルな研修・経験体験、ビックデータの分析など、IoTを活用した「スマート化」には様々な要素があります。工場内の機器・設備をインターネットにつなげ、稼働状況を把握すること、センサーからのデータの蓄積してより効率的な運営を目指すこともスマートファクトリー化の1つです。「コロナ禍」と呼ばれる状況下において、そしてコロナ禍収束後の「ニューノーマル」時代を見据えて、デジタル化はもはや流行から必須に、むしろ急務であるとも言えるでしょう。
IoT×デジタルサイネージで業務の「見える化」を
特にデジタルサイネージはIoTと相性の良い媒体です。IoTで集めたデータをデジタルサイネージに表示し、情報の「見える化」を行うことで、情報共有の簡易化が期待できます。
そもそも「見える化」とは?
今までの作業では見えなかった情報を文字やグラフなどで、文字通り見えるようにし、共有化することです。データをオープンにすることで今までは表に出てこなかった問題点に気づき、業務を効率化したり、生産性を高めたりすることが「見える化」の最終的な目的です。
デジタルサイネージで何を「見える化」?メリットは?
実際にスマートファクトリー化にあたり、何を「見える化」できれば良いでしょうか。
①状況・状態・結果を「見える化」
在庫数、進捗状況、稼働率、勤怠状況などの最新の情報をIoTによって集約し、会社のパソコンでも、スマートフォンでも、工場内に設置のモニターでも反映させる
→現在の業務進行が順調かどうかの確認判断がすぐにでき、問題発生時に早く気づくことができます。IoTによってデータ収集が自動化されることで、報告書や日報など情報共有のためにかけていた時間の節約、転記ミスといったヒューマンエラー防止にも繋がります。また、サイネージにデータを送ることで、手で情報を書き出す、貼り紙をするといった作業がなくなり、時間の短縮、さらには接触感染の防止、データ公開状況の管理も容易になります。業務を「見える化」することで、他の業務を行う社員間での相互理解も深まるかもしれません。
②問題を「見える化」
エラー発生などの問題やよくある注意事項を、デジタルサイネージなどひと目でわかる媒体で派手に警告する
→常に意識的することで問題発生を抑える「防止」としての効果だけでなく、実際に問題が発覚してからの状況把握、対処、情報共有へのスピードアップが期待できます。また、どんなミスが多く発生しているのかといった情報も把握しやすく、注意勧告として素早い共有も可能です。
③マニュアル・知識を「見える化」
効率の良い作業方法や注意点などを、トレーニング時や休憩時にサイネージで流す
→個人が独自の方法で行っていた作業を効率の良い方法へ統一する方向に導くことができます。ただ教材を使い文字を追うよりも、動画を使って視覚に訴えることで理解や知識の定着が高まります。トレーニングに割く時間の短縮にも繋がり、人材育成の面でも役立つでしょう。多言語に切り替えることで、外国人労働者へのアプローチも簡単です。
④目標を「見える化」
会社の出入り口や工場のラインなど目につく場所に、会社の方針だけでなく、最新の目標値を常に表示
→グループへの帰属意識や目標達成意識を高めます。
まとめ
工場へのIoT及びデジタルサイネージの導入は、主に情報共有と時間節約の面で大きなメリットがあります。スマートファクトリー化の中でも、ロボットやARの導入より比較的取り入れやすいケースの1つではないでしょうか。まずはどういった形で自社のスマートファクトリー化を進められるか、イメージをしてみると良いでしょう。
ギガテックでスマートファクトリー化の一歩を
ギガテックではデジタルサイネージを利用するためのIoT開発を承っています。
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「工場内部の状況を本社や別の工場でも見られるようにしたい」
「天気や地震速報などの環境情報を反映させたい」
様々なニーズに合わせ、どういったサイネージや開発が必要なのかをご提案しています。
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