切符売り場
もし切符を事前に購入していない場合、基本駅の中に入る前に先に切符の購入が必要になります。
切符売り場には当日走る列車の席の有無などがLEDサイネージにオレンジ系の赤色一色で表示されています。なお、駅では電子マネーであるWeChatPay(微信)やAlipay(支付宝)で切符代の支払いが可能です。
▼規則と駅構内の地図を表示する液晶サイネージ
駅のマップや規則もデジタルサイネージで表現されています。中国は規定の変更やお店のオープン・クローズなど、物事の移り変わりが激しいので、変更部分を更新しやすいデジタルサイネージでの表示は、理にかなっていると言えます。
駅入り口部分
▼上海虹橋火車駅、「実名験証」ゲートにあるLEDサイネージ。上海の駅では通常入場する前に持ち物のセキュリティチェックがありますが、駅に持ち込み不可なものなどを映像で表示していました
高鉄駅に入るには、発券はしていなくても切符を購入していることの証明が必要です。切符の購入時は個人情報の登録が必須のため、身分証と切符購入情報が紐づけられています。中国の身分証カードを持っている人は、「実名験証(Identity Check)」と書かれたゲートに身分証をかざし、認証されると中に入ることができます。中国の身分証を未所持の場合は、別の有人対応カウンターに行き、パスポートなど身分を証明するものを直接スタッフに提示します。
発券機
中国の身分証がある人は発券機で切符を自動発券することができます。
発券カウンター
過去には中国の身分証がない人は、オンラインで事前予約をしていても発券カウンターで切符を入手する決まりでした。2020年11月現在、発券をしなくてもパスポートなどがあればゲートを通り乗車ができます。こちらの仕組みは後述の「入場ゲート」部分で紹介します。
待合スペース
広い空間に乗車ゲートが並んでいます。あちこちにデジタルサイネージが点在しているのが見受けられます。
▼1階部分の待合スペースです
▼やや俯瞰した場所から撮影した動画です。LEDサイネージは輝度が高いので特に目立ちます
遠目で見て目に付くのが、画面中央付近にある縦長のデジタルサイネージが目を引くサービスカウンターです。動画を見るとサービスカウンター以外にも各所のデジタルサイネージの光が目立っているのがわかります。
サービスカウンター
▼左が上海虹橋火車駅、左が広州南駅のもの
サービスカウンターのサイネージです。広告部分のほか、出発時刻案内表示もされています。目立たせるためか高さがあり、さらに動きまでついています。
▼サービスカウンターのカウンター部分には液晶による電子案内板もあります
出発案内板
中央部分には大きめのLEDサイネージが設置されており、発車時間が一覧になっています。高鉄は日本の新幹線とは違い、発車約15分前になるまでプラットフォームにつながるゲート部分が開きません。そのため、空港の出発案内に似て、ゲートがオープンすると「開始検票」もしくは「CHECK IN」という単語が表示されます。発車時刻表と一緒に広告映像も流れています。
また各ゲートの近くには中型の発車案内板が随所に設置されています。
▼列車時刻表とともに広告も併載する液晶サイネージ
上海虹橋火車駅ではゲート1から29の待合スペースに20個の中型案内板がありました。
広告ブース
広い待合スペースには、完全に広告のためのブースも随所に見られます。
▼LEDサイネージを設置して昆山を宣伝中
▼TOYOTAのブースが待合スペースに
▼液晶サイネージをマルチパネル化しています。エレベーターに乗っているときによく見えるような位置に設置しています
待合スペース2階には飲食店が集まっています。
▼飲食店ももちろんLEDサイネージで集客を狙います
▼自動販売機も上部が液晶サイネージで装飾されています
▼上海虹橋火車駅には回転しながら広告を放映するLEDサイネージもあります
入場ゲート
プラットフォームに降りる時に通過するゲートです。
▼上海虹橋火車駅のゲート口両端にも縦型のLEDサイネージが設置され、広告が流れています
▼蘇州駅の入場ゲートはシンプルに列車の案内表示のみがされています
プラットフォームへの入場ゲートにも読み取り機があり、身分証カードがあればかざすと通過できる仕組みです。日本人など外国籍の場合は、身分証カード対応機とは別のゲートがあるので、そちらを通過します。
▼パスポートを読み取って通行OKのマークが出ると通れます
ゲート通過方法は現状では3つあります。1つ目はパスポートの読み取りです。購入した切符と発車する電車に間違いがなければ、ゲートが開くシステムになっています。液晶画面には乗車する列車記号、座席番号、乗車区間といった情報が表示されます。
2つ目はQRコードの読み取りです。高鉄用アプリ「鉄路12306」や旅行用アプリ「携程旅行」、「去哪儿旅行」などで切符を購入した場合、アプリに表示されるQRコードをかざしてもゲートへの入場が可能です。
3つ目はゲートのカメラに顔を認証させてゲートを通ることもできます。ただし、あまりこの方法で通過する人を見かけません。上記2つの通過方法が現在は主流のようです。何を認証させてゲートを通るかは、スタッフの指示に基本従いましょう。
プラットフォーム
列車記号と行先の駅名表示が出ています。駅によっては時計の表示もLEDサイネージで表現します。
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待合スペースにあるような大型LEDサイネージなど、デジ彩NAVI運営会社GIGATECHでは各種デジタルサイネージの取り扱いをしています。
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